ハレ疲れ

ここ数日、自身の結婚パーティーの準備に追われていました。それが終わった今、燃え尽き症候群のような状態になっています。一度に多くの人と話した反動で、今は誰にも会いたくなくなってしまった。世のパーリーピーポーの精神は強靭だな、きっとこんなことを毎週末繰り広げておるのだろう…。日がな一日自宅から一歩も出ないことも珍しくない生活をしていると、だんだん、活力というかやる気の出し方がわからなくなってくるもので、そうなると用事以外の外出する理由を積極的に無くしてゆき、ひきこもりに拍車をかけ……なんだかいつもこんなこと言ってる気がする。


以前のカンロコーヒーで「プータローの時にテレビで多摩川がゴミで荒らされているというニュースを見て、これはいかんとゴミを拾い始め、最終的にBBQをするという名目で人を集め、参加者皆でゴミ拾いをするようになった」という話を聞きました。なんという反射神経…!悲しいニュースを見ては「世の中は苦しみや悲しみに満ちている…もうだめだ…」と一人で鬱々としている私とは雲泥の差!駄目なのはオメーだ!そういったことをモチベーションにできればとても良いのでしょうが、悲しいかな自分に置き換えてみても多分私はゴミ拾いのために外に出ることはしないだろうな、ということは解ります…。
人にはそれぞれテンションの上げ方ってものがあり、かく言う私のやる気の上げ方にも次のような癖があります。




1. ものすごく濃い化粧をする
化粧は、女性にとってプライベートとパブリックを分かつツールであると同時に、自己満足感を満たす薬でもあります。実際、“活気”が向上し、“不安や緊張”が和らぐ効果があるのだとか。これに加え、生来の貧乏性が「これだけ手を加えても、あと数時間後には落とすだけ…」という事実を無性にもったいなく感じ、その数時間の間により多くの外的な何かに触れたい心理に駆られ、自宅を飛び出ることになります。

2. 映画を観る
これは内容にかなり左右される方法。当然、陰鬱なものはより心が閉じこもってしまうので以ての外。感動ものも、その後真っ白い灰となる可能性が高いです。アクションやB級ものは、意図せぬところでウッカリ泣かされたり、内容の理不尽さゆえに気力が消耗する場合があるので多少のリスクを負う羽目になります。というわけで安定感のあるコメディが一番良い。ただ、やる気が出るまでに映画上映時間を費やさねばならんので、決して賢い方法とは言えません。日々時間的制約がないフリーダムな生活をしている人間だからこそ出来る行為です。

3. 物を捨てる
物を手放す時って、相当テンション上げないと迷いが生じます。で、どこからそのエネルギーを調達するかって、私は「怒り」の部分から持ってくることが殆どです。悲しいニュースや自分自身に対する憤り(例:やせない)や過去に受けた不当な仕打ちを、元気玉のように一つの大きなエネルギーにして断捨離に充てます。呪いの言葉を吐きながら不用品をゴミ袋に叩き込み、終わった頃には身も心も部屋の中までもスッキリ爽快。

4. 酒を飲む
ここまでくるともう賭けです。陽気になるか、そのまま寝てしまうか。明るいうちに飲んでしまう背徳感は、とうに無くしてしまいました…。



で、見返してみると、十代の頃から方法が全く変わってないんですよね。(酒を飲む、は置いといて)
色々見聞を広めていっても、自律方法って意外と変わらないものです。他の人がどのような癖を持っているのか知りたいところ。夫はやる気を出すために脚立に座ったりしていたので、皆それぞれ自分なりのセオリーを持っているのだろうな。