おいでませ日本橋

山口県東京観光物産センターで、郷里の特設が組まれているという情報を入手。日本橋へやってきた。
三越高島屋・COREDOなどが軒を連ね、ちょっと歩けば銀座や丸の内へも行ける…こんなところに「おいでませ山口館」があるなんて!
その事実に胸躍らせ、きらびやかな表通りを歩く。(実は現地まで購入した自転車で向かっていたのだが、綺麗な街並みに「ここで怒られたらより心に深いダメージを負ってしまう…」と、少々離れたところで見つけた駐輪場に駐めた)
「三重テラス」「にほんばし島根館」「ブリッジにいがた」「奈良まほろば館」など多くの地方物産館を発見し、暖かい気持ちに。日本橋グラウンドがそうさせるのか、物産館とはいえ「道の駅感」はなく、並び立つ商業施設や百貨店にも劣らないスタイリッシュで昂然たる店構え…。励まされたような気持ちになり、後ほど寄らせていただきます、と同朋へ目礼。先ずは郷里へお礼参りだ!
…と勇んで歩むも、おかしい、どこにもない。住所ではこのあたりなのだが…。ウェブサイトを確認したところ、どうやら大通りから逸れているよう。地図通りに進めば日の当たらない細い路地…え?ここ?


クロネコヤ◯トの営業所じゃなくて…?

道中見つけた物産館に比べてもこの出で立ちはあまりに小規模…。人気が足りないのか、郷土愛が足りないのか、…金が足りないのか…!?
その三点を補うためには、やはり足を運んで購入するしかない!

      
《左》ふせん、マスキングテープ、タオルハンカチ、ジャム。
民芸品をキャラクター化し、グッズへと昇華。そのたゆまぬ努力に敬意を表して購入。が、意外に高額。ジャムは市の地域ブランドのもの。
《右》山口県のPR本部長「ちょるる」とキティちゃんのコラボレーショングッズ…なのだが、これではまるで幼女誘拐。ちょるるの顔に狂気を感じる。


それにしても、お客さんが少ない…だけど店内がとても狭い…(つまり店が小さい)。そして特設ブースの売り子をしていたコが学生時代の後輩だったというこの世界も狭い…!地元の名前が絡むと例え遠く離れた東京でも知り合いに会ってしまうのか?限界集落かよっ…!!
予期せぬ形で心に深いダメージを負ったため、帰り道に寄るつもりだった他県の物産館には行くことが出来なかった。どちらも盛り上がっていて、店頭の顔抜きパネルや等身大のゆるキャラの隣で写真撮影をする姿もちらほら…。失礼ながら三重、島根などと華やかではない県が多い中、こんな大差で劣等感、敗北感を味わうことになるとは…。頑張れ山口県…!