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五月雨をあつめて早し最上川 芭蕉


梅雨です。週間天気予報でも、傘マークが多くなっています。洗濯物が乾かないーとか気分が上がんないーとか言い続ける日々。
が、意外にも梅雨の訪れにわたくしホッとしています。5月の晴天率の高さは、私にとっては、まさに苦い喜び、まさに甘い責め苦。風薫る晴れわたった空の下、あー酒が飲みたくてしょうがない。ビール、シャンパン、白ワイン、焼酎…世間は誘惑に満ち満ちている。まぁ飲んだっていいんだけど、現在何度目か知れないダイエットに勤しんでいる私としては、アルコールが一番の大敵だということがわかっているので。

それはそうと、30代になると人は何故、男も女も「肩の力が抜けて自然体」になるんでしょうか。まぁ、20代の頃に拘っていたことや価値を持っていたこと、そりゃ変わりますよ。でもねぇ、その分楽になったからといってそんなことは無くて、体力は衰えるし脳も弱くなるしボディラインは崩れるし人生のイベントだって結構あったりするじゃないですか。抱える悩みもその分ヘビーになりがちでさ。20代の頃は、自然体になったとか、私も言ってるのかしらーとそのような言葉を聞くたびに思ってましたが、今のところ、気配は無いです。そもそもありのままとか言ってたらゴミクズになる自信ありますよ。私は自分に甘いんだ!
最近友人が「29歳のクリスマスってあったねー」と言っていて、私はそのころ小学生で、まぁ彼女も言っていたんですが29歳なんて当時はそりゃもう大人だったわけですよね。んで実際なってみると、果たして大人感さらに無し。選択と決断の機会は年々増えていって迷いの森は深くなるばかり。自然体ってなんだよ。森ガールにでもなれってか。(あ、ガールとか言っちゃいけないか)ただ、山口智子と松下由紀とギバちゃんみたいに、仕事とか恋愛とか、っていうか人生の話をね、預け預けられっていう友人がいることは、やっぱ楽になりますよね。だいたいの人って、合う合わないは別として、優しいですし。

なので、まぁ大人だと思っていた人たちは、あらゆる問題を決して一人で処理していたわけではないんだなってことで、これからも助け合いながら生きていきましょう。



上野動物園に単身乗り込む暴挙に出た際、撮影したアザラシ。
休日の動物園でのヒエラルキーは、上から家族連れ・カップル・観光客・独り者…で構成されていることがよくわかった。
それにしてもいい顔。