やっぱり肉が好き

フランスのお店シリーズ、今回は肉です。農業大国フランスは肉だって美味しい。
le Relais de l’Entrecôte(ル・ルレ・ドゥ・ラントレコート)は、モンパルナスにあるステック・フリット専門店。要はメニューはステーキとフライドポテトしか無いってこと。どうやら有名な老舗らしく、他にもパリに何店舗かあるらしい。


 


ピークタイムには行列ができる程の盛況ぶり。テラスもあって一見はパリの一般的なカフェのようだけれど…嗅覚が全てを伝えてくれる。これはミートをローストしていますね?私たちは17時台に入店したので並ぶこと無くすぐに通された。それでもテラスは満席、店の奥まで肉食な紳士・淑女がひしめき合っている。
席に着くとまず訊かれるのは焼き加減。まぁメニューは一つなのでね。シンプル。私たちはレアとミディアムを選択し、ドリンクは適当に目についた赤ワインをオーダー。するとウェイトレスの女性、注文内容をテーブルクロス(紙製)にさらっと走り書きをして去ってゆく。これ伝票代わりか。程なくして赤ワインとサラダとバゲット、それらが空いた頃合いでメインのステックフリットが到着。


食べかけですいませんね。このソースはなんでも秘伝のソースらしく、レシピを訊いても教えてもらえないとか。それにしても、肉。ザ・赤身という感じで脂身は少なく、見ての通りの厚さだが、簡単に切れるくらいに柔らかい。これぞステーキ。フリットもてんこもりである。そしてこのお店は、一枚のステーキを二回に分けてサーブしてくれる。なので一皿目を食べ終えたら、またステーキとフリットを乗せてくれる。熱々を召し上がれってことなのだろう。ミート野郎には嬉しい心遣い。友人にはぼんやりしてると次々ステーキが乗せられてしまい、パリに住む友人の兄は3ターンまで行ったと聞いたが、実際はどうなのだろうか。



ウェイトレスのお姉さんは見ていて気持ちがよいほどテキパキと働いていて、撮った写真は全て残像しか残らなかった。装いも黒いワンピースに白いエプロンとシックでクラシカル、容姿も美人ぞろいなのだが皆さんとても気が強そうだ!
もう一ミリも入る気がしなかったのでやめておいたが、また行く機会があったらデザートも頼んでみようと思う。隣の席のファミリーが冗談みたいなマウンテンシュークリームを頬張っていたのが、忘れられないから。