秩父の山をハイク・3

さて、笠山山頂に到着した我々は、お隣の堂平山へと向かいます。
堂平山の山頂ではパラグライダーが出来るらしく、ならば見渡しはとても良いだろう、と昼食の場所に決めました。
一度峠を下り、また登山道へと入っていきます。峠は林道になっていて歩きやすいです。

この林道でリスと遭遇。我々に気づくと一目散に逃げて行きましたが。ふっさふさの尻尾が大変キュート。動物に会うとテンション上がりますよね。
しかし夫は子供の頃そこかしこで野良リスを見ていたようなので特に珍しくもないらしく、「雑菌だらけなんだよな」の一言。うん…いや、そうなんだけどもさ。

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いるいる、いるでしょリス!って感じビンビンな木のうろ。

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登山道の入り口には熊注意の看板。あまり頭が良くなさそうな熊の絵故か、怖さ伝わらないなぁ…。

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試される看板。1対3で「新」を推すならもう「旧」消せば良いのでは…?因みに旧ルートはロープが張られていて通れないようになっていました。なんなんだよもう。

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笠山から40分ほどで堂平山山頂到着!標高は876m。


昼食は、ホットサンドとコーヒーです。やはり山飯というのは盛り上がりますな。前日スーパーで買い物をした時も、あれもこれも試してみようぜ!って気になっていたんですけれど、よく考えたらこれ持って登るんだよな…と冷静になって比較的かさばらないものを用意しました。材料は、スライスチーズ・ハム・ポテトサラダ。そしておやつ用にバナナと板チョコです。つーか、食パンが一番かさばるんですけどね…そこはホットサンドのアイデンティティなので取り上げることはできぬ。
まぁ、シンプルに山頂で食べるカップラーメンも最高に美味しいんですけどねー、ホットサンドはテクニックゼロでアレンジも無限大だし、単純に楽しいよね。

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メニューはハム&チーズ、ポテトサラダ、ポテサラ&チーズ、デザートにチョコ&バナナとコーヒー!コーヒーは、エアロプレスを使って淹れました。3分くらいで二人分淹れられるし、楽。


なんだかんだで一時間くらいゆっくりしていました。頂上には駐車場があって、車やバイクで来てる方も多かったです。あと、自転車人口もとても多かった…!車道を使って登ってきている方がほとんどでしょうが、途中登山道を自転車で登っている方ともすれ違いました…ハンドルさばき間違えるとジ・エンド感ハンパない。
天文台や宿泊施設もあり、綺麗なトイレにありつけます。登山で困るのがこのトイレ事情。当然なんですけど、綺麗なトイレとか期待できません。管理だって大変ですからね…贅沢を言ってはバチが当たるってなもんです。ていうかトイレがあるだけで感謝。らくらく日帰り登山だと我慢でいいですが、本格的な登山になると携帯トイレ必要ですな…。

さて、ゆっくり休んだし、排泄も済ませた。登山のもう一つのお楽しみへ向かいます。張り切って下山だ!えいえいおー!


つづく

秩父の山をハイク・2

今回決めたルートは、笠山山頂から笠山峠に出て、隣の堂平山山頂へと縦走するコース。
笠山山頂でランチでも取ろうと言いながら、登山開始。

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やっと登山道!そんなに辛いコースでもないので、のんびり進みます。

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木漏れ日が気持ち良いです。

進んでいくと、途中途中で車道に出ます。車道を横切ってまた登山道に入って行く。なんか…山頂に向かって一直線!って感じ。
基本的には緩やかな勾配が続きますが、一箇所急な坂には鎖場が。でも楽々。

ところで、登山での楽しみの内の一つが、行動食。我々がいつも用意しているのは、柿ピーとベビースターラーメンをミックスしたもの。ポケットに入る程度のミニボトルに詰め、いつでも食べられるようにします。この二つは組み合わせの妙と言いますか、二つの味に全く違和感がありません。夫が登山を初めた時に教わったものらしいのですが、私もお気に入り。甘いものだと、スニッカーズをよく利用します。この季節の低山はめちゃくちゃ汗をかくので、塩飴も役立ちますね。この日は私がソイジョイにえらくハマっていたので、甘味はソイジョイのみを用意。(そんなに甘くないけど…)

途中、笠山情報を教えてくださった方とも挨拶しながら、サクサク登る。それにしても、山頂近くに笠山神社という神社があるらしいのだけれど、見つけられない…。神社!行きたい行きたい!とはしゃいでいた反動で、見逃していたとなるとダメージが…。

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そんなこんなで、山頂到着。見えにくいけれど、標高837m。

ここで看板に笠山神社の文字が!よかった!見逃していた訳ではなかったんや!

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小さなお社。

下山まで何事もなく楽しく過ごせますように、とお祈りして周辺を散策。といっても特に何もないのですが。あ、トイレありました。(重要)
ここで「この道でランニング大会を行います」という張り紙を発見。トレイルランニングとか、ほんとすごいなー。絶対きついよなー。などと思って見てみると、「100km&100mile」の文字が…!ひゃ、ひゃっきろ…!っていうかそれ以上に100マイル……!?山道を!?死ぬ気か!?いや世の中には知らない世界がまだまだあるものですね…(絶句)

予定ではここでお昼ご飯、だったのですが、山頂付近めちゃくちゃ見渡しがいい訳でもなく体力にも余裕があったので、堂平山でランチにしよう、ということに。
もう一踏ん張り、えいえいおー。

つづく

秩父の山をハイク

先日、といってもGWですが、夫と登山に行ってきました。
本当に久々なので、今回は、あまり高くなく景観が綺麗で帰りに温泉に入れる(必須項目)山をということで、秩父の大霧山を目指すことに。
私、秩父の山は初めてです。

前日二人で、天気も良さそうだし地図も準備したしバスや電車の時間もちゃんと調べたね、あー楽しみだねぇ!と言い合いながら準備。秩父は割とすぐ着くので、睡眠時間も余裕。
体力と気合バッチシで出発しました。
まずは東武東上線に乗って小川町駅へ。そこからバスに乗るのですが、ここで思わぬ事態発生。…バスが来ない…!?
どうやら最近ダイヤを改訂したらしく、目的のバス停まで行く便は昼くらいまでないとのこと。それまではその途中にある道の駅までの折り返し運転だとか…。もともと行くつもりだったバス停から大霧山の登山口までは一時間歩かなければならなかったのですが、道の駅から歩くとなると倍はかかる。登山口まで合計二時間…。
何はともあれココまできたら行くしかないので、道の駅「和紙の里ひがしちちぶ」で下車。見渡すと我々と同じく呆然としている方々がちらほらいらっしゃる。おお、お仲間…。

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道の駅のバスロータリー。綺麗。

これから大霧山へ向かうと予定よりかなり押してしまうよどうしようー、だいたい道の駅止まりの便ばっかりって、買い物させるためのJAの陰謀なのでは?などとと話しながらおにぎりを頬張っていると、お仲間の一人が「ここからだと笠山の登山口へ向かった方が早い」と耳打ちしてくださった。
笠山…?我々ノーマークだったんですけど、確かに調べてみると歩いて50分くらいで登山口まで出れそう。しかし地図や登山計画表に笠山は用意してない我々…少々不安だが、もしものためにDLしていた山アプリと急遽ウェブからスマホでDLした地図で行くしかない。
えぇいままよ、笠山へ出発!

が、しばらく歩いているとこのような景色…。
道、合ってるよね?間違えるはずがない一本道だけど、不安…。
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採石場…かな?静けさとは無縁のなかを歩く。

どうやら途中で「観音水」というスポットがあるらしい。近くに観音山があるので、そこから引かれたお水かな?しばらくは黙々と舗装された道路を歩かねばならんので、こういうスポットが途中にあると嬉しいです。

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まさかここ…!?と慌てましたが、これは違いました。

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こちらが正解。観音水の汲み場。ちょっと飲みました。フツウにおいしい。

美しく咲いたスミレや、整然と並んだお地蔵様、豊かな里山風景に、トウが立った筍、意味不な所に建てられた鳥居を(怯えながら)眺めつつ、登山口に到着。
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やっと山道が歩ける!山頂まで、えいえいおー!


つづく